更新日:2024.04.01
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遺言書を書きたいと思いセミナーや勉強会に参加したものの実際に遺言書を作成せずにいたケース
状況
相談者は夫を亡くした未亡人。独身の長女と同居しており、結婚、独立して道外に住んでいる次女・三女がいます。相談者亡あとの遺産分割について、同居の独身の長女に夫から相続した自宅を相続させたいと考えていました。3人の娘への具板的な遺産分けの方法や実際ご相談者亡き後の手続きについてどう進めてよいのかわからず一人で悩み、長い間セミナーや勉強会に参加していました。
提案・実施
3姉妹が相談者亡きあとにももめずに遺産分けして欲しいので、証書遺言を作りたいとのご希望でしたが、直接ご自身で公証役場へ行くのはハードルが高いと感じていました。当事務所にご相談にいらっしゃってくださったので必要書類の準備や具体的な遺言内容についてご希望を聞き取り、文案作成のお手伝いや公証役場との橋渡しをしました。
結果
遺言当日の流れを一緒にリハーサルし、遺言作成当日の立ち合い証人も顔見知りの当事務所で準備したため緊張せずに落ち着いてすすめることができました。当事務所にご相談にいらしてからは、長年の願いだった公正証書遺言を作成するということが思いのほか簡単にできてしまい、相談者も拍子抜けするくらいでした。
ポイント
遺言書を作りたいと考えてはいても最初の一歩を踏み出せず長年の希望が実現できていない方が意外と多くいらっしゃっています。必要書類や作成までの流れだけでなくご希望に沿った遺産分割が円満にできるためにはどうしたらよいか遺言にかかわらず様々な手続きの中から最適な方法をご提案させていただきます。